今回はイタリアはヴェローナに行った時のお話。
上の写真はヴェローナの円形闘技場アレーナです。(※公式サイトの写真です。)
多分 車椅子だとイタリアは石畳だし大変だろうなぁと尻込みされる方が多いかなと思います。
結論から言えば大丈夫です!今までローマ・ナポリ・フィレンツェ・オルヴィエート・ミラノ等々行きましたが道が悪くて苦労するのは下町位です。ローマの下町トラステヴェレは一本裏道に入ると笑っちゃう位の悪路でした。
一人だと厳しいですが、電動もしくは介助者が1人いれば困る事はそうそう無いと思います。他国より石畳が厳しいのは事実ですが、歩道はアスファルトか大判でフラットな石畳が多いですしね。なので自分の意見としては、最初にイタリアを経験してしまえば、その後他国での旅行が随分楽に感じるんじゃないかと思います。
今回の旅では、本当の目的地はイギリスはロンドンだったのですが、ミラノに住む友人のロベルトと食事でもしようという話になり、ミラノに立ち寄ってからロンドン入りする事になりました。
それでたまたま世界最大の野外オペラの時期だったので、ミラノから程近いヴェローナにも足を伸ばした次第。
事前に日本からチケットを予約(公式サイトにて)。支払いがカード決済に対応していないので海外送金です。
障害者割引は確か有ったはず。しかし海外送金は手数料が高いですよねぇ。ソニー銀行のデビットカード使うと安いのかな?
演目は日替わりで、予約した日は「椿姫」の上演でした。会場は上の写真のアレーナです。
21時から25時位までの長丁場なのでホテルはアレーナの近くがオススメです。
ヴェローナにはミュンヘン経由で行きました。ミュンヘンの空港は綺麗で空港職員も感じが良かったです。
ヴェローナには昼頃到着。予約していたホテルへ行くとトラブルがっ!!!
なんとエレベーターが小さくて私の車椅子では入れず!!!
そこは家族経営の小さな可愛いホテルでしたが、マダムの話では御長男が車椅子ユーザーとの事。
だからもしかするとスポーツタイプの少し小さい車椅子ならエレベーターにも乗れたのかも・・・。
しかし何とかなるのがイタリアw
「ごめんなさいね、代わりのホテルをすぐ手配してあげるわ!」とマダム。
すぐに代わりのホテルを見つけて連れて行ってくれました。
「明日の朝ごはんだけでもウチに食べに来てよ!」と言い残すと笑顔で帰って行きました。
ちなみにその素敵なマダムがいるホテルは「Residenza Cuordi Verona」
チェックインを済ますとヴェローナの街を散策。
プラプラとスーパーやscotch&sodaの路面店等に立ち寄りながら、ジュリエットの家へ・・・
野外オペラの前に腹ごしらえに選んだお店は・・・「Antica Bottega del Vino」
日本から予約を入れてました。基本的に旅行先では、美味しい郷土料理が食べられる店をチョイスする様にしています。
そして今日のお目当ては、地元の高級ワイン アマローネのリゾットとラグーのパスタ、そして地元野菜のサラダ。ワインはヴァルポリチェッラとソアヴェ。
どれも文句無しの美味しさです。ここはオススメ。しかしイタリアのトマトは本当に旨い。
お腹一杯になった所でそろそろアレーナへ行きますか・・・。
アレーナ前はこんな感じで、車椅子だと写真の様に係りの人が席まで案内してくれます。
中に入ると・・・
世界中から観客が来ていて、前の方の席はドレスアップしている人も沢山いました。
円形闘技場は野外なのに音響も良くてちょっと感動。オペラは初めてだったけど、またチャンスがあれば観たいな。
夜1時前に終わって外に出ると・・・
ヨーロッパに行くといつも思うけど、ホント大人が食や芸術、友人や家族との時間を楽しんでるなぁと感じる。
日本だと夜に街を歩くと、若者やサラリーマンが飲み歩く姿ばかりが目について、プライベートも学校や仕事の世界から抜け出せない様に感じます。
さぁ、明日はイタリア国鉄のトレイタリアでミラノを目指します。Ciao!