フィンランドのバリアフリー状況について。今日はまず空港からヘルシンキ中央駅まで。
ヘルシンキヴァンター空港。ここからヘルシンキ中央駅まではHSL(国鉄)を利用するのがデフォルトでしょう。駅の入口はターミナル1とターミナル2を繋ぐ廊下の真ん中。事前に空港のFINAVIAコールポイント(車椅子マークのあるカウンター)に連絡してアシストを予約しておくと、到着から列車に乗るまで無料アテンドしてもらう事も可能です。通常は航空券予約時に航空会社経由で依頼します。
日本からだとほぼターミナル2に到着なので、ターミナル1方向に向かえばok(因みに空港建物は1Fが到着フロア、2Fが出発フロア)。フィンランド語がわからなくても、列車のイラストで一目瞭然です。エレベーターもすぐそば。プラットホームは地下です。
ヘルシンキは基本的には、車椅子ユーザーの公共交通機関利用は無料です。更にヘルシンキ在住の車椅子ユーザーの場合は、介助者も1名無料になるそうです(羨ましいですねぇ)。
通常運賃について、、、
デイチケットを購入する方が多いと思いますので簡単に。ヘルシンキ中心部をAゾーン、郊外をBゾーン、空港エリアをCゾーン、更にその外側をDゾーンに分け、どのエリアを通るかで料金が変わってきます。
到着日と帰国日はABCゾーンのデイチケット(Regional Ticket)が必要です。その日は観光しないよ!という方は(Single Ticket)5.5€の方がお得。観光地はほぼAゾーンですので、それ以外の日はABゾーンのデイチケットでokです(Aゾーンのみのチケットは有りません)。
券売機はまず[英語表示]→[Day Ticket]→[Regional Ticket]→[滞在日数]→[現金orクレジットカード]
クレジットカード(Payment card)の場合は、画面下の挿入口にカードを入れ、パスワード4桁を入力。「Payment accepted」の表示が出てカードを抜いたらチケットが出てきます。
改札は有りません。車内で無作為の抜き打ちチェックがあります。チケットを購入し、エレベーターでプラットホームへ降りたらP線とI線が在ります。環状線なので中央駅(Helsingin rautatieasema)へ行くのはどちらでも大丈夫です。所要時間は5分程度しか差が無いので、出発時間が早い方に乗りましょう。30分程度で着きます。
車椅子対応車輌には、車椅子マークとドア横に開閉ボタンがあります。
ボタンを押すと、ドアが開きホームと列車の隙間がこんな感じで、、、
これなら安心して乗れますよね。