今年初めて電動車椅子で旅行したので、それについて簡単に雑感を。。。
行先は前の記事にもあるイタリアです。イタリアは今まで手動車椅子で何度か行ってます。私の場合、筋ジストロフィーで腕力もかなり弱い為、室内での移動程度なら大丈夫ですが屋外だとキビシイです。その為、今までは妻に押して貰っての旅行でした。妻にはかなりの重労働です。腕がパンパンになり本当に申し訳無い想いでした。
さて今回は。。。一言で言えば快適です。今迄は二人共、足元に注意を払いつつの移動でしたが、今回はその必要無し。荷物も車椅子下のネットに置けて、手ぶらで移動可能。食べ歩きができるのもイイですね。
私の乗る車椅子はオーダーなのですが、電動部分はヤマハのJWX-1plusのニッケル水素バッテリーです。公称1充電で15km。気温や地形で大きく変動しますが、実際どうだったのでしょう???
結果的にはガッツリ終日観光すると、フル充電でも足りなかったです。今回、予備バッテリーを借りて持参していたのですが、ほぼ毎日100%+30%前後の電気使用量といった感じでした。もしリチウムイオンバッテリーなら1本で充分でしょうね。
充電器を持ち込めば、電車の中で充電もできました。
基本的に良い点しかなかったのですが、唯一面倒だったのは空港でしょうか。搭乗前に車椅子を預けるわけですが、バッテリーの扱いをどうするのか現場で周知されていない様で、結構時間を取られたうえ対応が二転三転しました。これがアシアナ航空だけの問題なのか不明ですが。因みに予備のバッテリーも、車椅子と一緒に預ける必要があります。
そういえば予約の際も以前の手動車椅子の時とは違いました。ANAのマイレージでチケットを取ったので、ANAのデスクに電話をして車椅子の情報と自分の必要なヘルプを伝えます。今迄はその場でANAから利用航空会社に確認を取って完了でした。しかし今回は、その一連の流れの後で「お客様からもアシアナ航空に確認の電話をしておいて下さい。」と言われました。結局ANAとアシアナに繋がりにくい電話をし、同じ説明をしたわけです、う〜ん。これ必要なのか???
電動車椅子での旅行は初だったので、今回の面倒ポイントがたまたまなのか普通なのかはわかりませんが、来年3月にエバー航空を利用するのでそこで判明するかなぁと思ってます。